にじさんじから2019年7月にライバーデビューした黛灰(まゆずみ かい)さん!
2022年に突然の卒業を発表し、ファンを驚かせました。
そんな黛灰さんには、前世での活動名義でもある「やみえん」として転生し活動しているという噂があります。
今回は、黛灰さんの引退理由や、にじさんじを卒業したその後の活動について徹底調査。
2022年に一体何があったのか、転生先の「やみえん」とは何者なのかを解説していきます!
黛灰の転生先が「やみえん」である5つの理由!
黛灰さんは、にじさんじを卒業してからもネット活動を続けているようです。
転生先として挙げられているのが、配信者/モデル/役者として活動する「やみえん」さん!
彼は、以下のような理由から黛灰さんの転生先として名前が挙がりました。
声が似ている
黛灰さんとやみえんさんは、声が非常によく似ています。
まずは、両者の動画で声を聴き比べてみましょう。
低い声質がそっくりなことがわかります。
また黛灰さんは、言葉の発音の綺麗さに定評がありました。
特に「鼻濁音」をよく褒められると話していたことがあります。
鼻濁音:日本語の発音法のひとつ。言葉の二音目以降のガ行(おん「が」く)、助詞のガ(わたし「が」)など。通常の「がぎぐげご」の発音ではなく、「nが」のように言葉の前に小さな「ん」が入るような発音になる。半濁音をつけて「か゚」と表記されることもある。
この鼻濁音の部分を聞き比べてみると、どちらもかなり綺麗な発音であることがわかります。
意識して練習しなければなかなか上手く発音できない音ですので、鼻濁音がしっかり発音できるというのは二人の喋り方における大きな共通点といえますね。
どちらも加賀美ハヤトと親しい
やみえんさんと黛灰さんには、共通の友人がいます。
それが、にじさんじでライバー活動をしている加賀美ハヤト(かがみ はやと)さんです。
黛灰さんと加賀美ハヤトさんは、にじさんじ内でも仲の良いライバー同士として知られていました。
日頃からお互いの配信で名前を出したり、誕生日配信にてお祝い映像を提供したりといったところからも仲の良さが伺えます。
「1日だけ他のライバーになるなら誰?」という質問をされた際に、加賀美ハヤトさんの名前を挙げたこともありました。
そんな加賀美ハヤトさんの中の人は、歌い手の「タラチヲ」さんであると特定されています。
タラチヲさんは活動歴の長い歌い手であり、非常に広い交友関係を持っている方です。
歌い手や配信者の友人が非常に多いのですが、やみえんさんもその一人。
二人でコラボ配信やイベント出演をしたこともあり、SNS上でも交流している様子が確認できます。
加賀美ハヤト(タラチヲ)さんと親しいという点も、黛灰さんとやみえんさんの共通点です。
どちらもチョコ好き
黛灰さんは、甘いもの好きということを公表しており、配信中もスイーツなどを食べることが多々ありました。
アイスやケーキ、ドーナツなどを好きだと語ったことのある甘党ですが、中でもお気に入りはチョコレート。
ボトル入りのチョコを配信や作業中つねに手元に置いていると明かしています。
対するやみえんさんも、甘いものをかなり好んでおり、SNSで時折話題に挙げています。
特にチョコレートが好きなようで、「チョコが食べられないくらいなら命を絶つ」とまで発言したことも。
好物が同じというだけでは同一人物である確証にはなりませんが、二人とも強いチョコレート愛を持っていることは確かですね!
どちらもゲーム好き
黛灰さんは、ゲーム配信を活動のメインにしていました。
マインクラフトやポケモンといった人気ゲームはもちろんのこと、マイナーなストーリー重視ゲームや推理ゲームも好んでプレイ。
過去には世界に3000本しか販売されていない「ガラージュ」というゲームをプレイしたこともあります。
ゲームに詳しくなければ、入手すること自体難しいソフトということで、黛灰さんが相当のゲーム好きであることがわかりますね。
やみえんさんも、黛灰さんと同じくゲーム配信を頻繁にしています。
プレイするゲームの幅はかなり広いのですが、マイナーゲームや推理ゲームが多く、そうした部分も黛灰さんとの共通点です。
使っている化粧水が同じ
黛灰さんは、雑談配信にて自身の使用している化粧品を公表したことがあります。
こちらの配信内では、「キュレル 化粧水 III (とてもしっとり)」を使用していると語っていますね。
そして、やみえんさんもSNSにて自身の愛用化粧水を公表しています。
黛灰さんと同じ「キュレル 化粧水 III (とてもしっとり)」です。
黛灰とやみえんは別人だという人の意見
好きなものや交友関係の一致から、同一人物だとされている黛灰さんとやみえんさん。
しかし、中には別人であるという意見の方もいるようです。
そうした方々の考えは、主に以下の二つに分かれます。
キャラが全く違うため別人である
黛灰さんは、クールで冷静ながら、仲間思いでユーモアセンスがあるというキャラクターでした。
アイドル的な活動にはあまり前向きではなく、どちらかというとトークやゲームが活動のメインです。
対するやみえんさんは、喋り方や声こそ似ているものの、舞台役者やモデルとして注目を集める活動をしています。
黛灰さんよりもかなり明るくポジティブな印象です。
こうしたキャラクターの違いから、別人であると考える方が一定数います。
しかし、黛灰さんはにじさんじの中でもトップクラスにRP(ロールプレイ/決められたキャラクターになりきって喋ったり動いたりすること)が上手いVtuberでした。
舞台役者として活動していたやみえんさんだからこそ、「黛灰」という自分とは違う性格のキャラクターを演じられていたと考えるのが自然ではないでしょうか。
黛灰が好きだからこそ別人だと思いたい
Vtuberファンの中には、卒業後の転生をあまり良く思わない人もいます。
好きだったVtuberが転生しても同一人物だと思えない・思いたくないという心理になる人も少なくありません。
「転生せずにVtuberとして活動し続けてほしかった」「Vtuberとしての存在が好きだったので、転生して別の存在になると応援できない」などその理由はさまざま。
黛灰さんは、キャラクターや世界観を作りこんでいたVtuberなので、そうした心理状況のファンは特に多いと思います。
そうした方々は、黛灰さんとやみえんさんが絶対に別人!と主張しているわけでは無く、「別人にしか思えない」「違う存在として見たい」と考えているようです。
実は黛灰の前世・中の人も「やえみん」!
「やみえん」として転生した黛灰さんですが、実はにじさんじとしてデビューする前から「やみえん」名義での活動はしていました。
時系列的には、やみえんとして活動→黛灰としてデビュー→にじさんじ卒業→やみえんとして転生となります。
そのため、正確には転生ではなく「復帰」「再デビュー」というのがふさわしいでしょう。
にじさんじの中では少数派ですが、にじさんじ所属ライバーとして活動しつつ、中の人の名義でも活動を続ける人が一定数います。
やみえんさんもそのひとりで、黛灰として活動している間も特にSNSなどを閉鎖することなく、あくまでも「やみえんとしての活動をセーブする」という形をとっていました。
にじさんじで活動中も、やみえん名義のアカウントなどをすべて公開していたことで、中の人が特定されやすい状態だったと言えます。
ただ、「やみえんとしての活動」「黛灰としての活動」をはっきり線引きしていたため、中の人が特定されてからファンが大幅に減るといったことは無かったようです。
黛灰は何があった?引退理由を4つ解説!
チャンネル登録者70万人を抱える人気ライバーだったにも関わらず、突然の卒業発表でファンを驚かせた黛灰さん。
「なぜ急に卒業?」と疑問を持っている方も多いと思います。
黛灰さんが人気絶頂の中で卒業を決めたのは、以下のような理由のためです。
事務所との方向性の違い
黛灰さんが卒業を決めた大きな理由として挙げたのが、「事務所との方向性の違い」でした。
2021年11月ごろ、事務所側から黛灰さんへ活動方針に関する何らかの提案があったようです。
その内容に対し納得が出来ず、折衷案もいくつか出た中で、どうしても方向性が合わなかったことが卒業を決めるきっかけになったと語っています。
このとき提案された活動方針について、黛灰さんからは詳しく明かされていません。
黛灰さんはあくまでも自分の中で落としどころが見つけられなかったことが原因であり、会社が悪いわけでは無いということを強調しています。
この件についてさまざまな憶測が立っていますが、有力なのは「事務所の売り出し方と黛灰さんのやりたい活動が全く違った」という説です。
この頃のにじさんじは、ライバーの3D化に力を入れており、3Dだからこそできる企画やライブを積極的に行い始めた時期でした。
- 2021年2月:Vtuber業界初の大型フェス「にじさんじ Anniversary Festival 2021」開催
- 2021年10月:バーチャルライバーユニットROF-MAO結成
- 2022年3月:人気ユニットChroNoiRのチャンネル「くろのわちゃんねる」開設
- このほか、2021~2022年の1年間で48人が3Dお披露目
特に、これまでは音楽活動をしてこなかったライバー達もダンスや歌唱活動を始め、事務所全体でいわゆる「アイドル売り」の方向に舵を切ったのです。
この頃から、ライバーはデビューと同時にオリジナル曲を発表したり、ユニットとしてデビューするのがデフォルトになり始めました。
トークやゲームを活動の中心に置いていた黛灰さんにも、音楽活動やアイドル活動が求められるようになり、それに応じなかったという可能性は十分にありそうですね。
また、コンプライアンスの厳重化や、炎上・トラブルの防止、リスナーの需要に応じた活動が求められる中で、黛灰さんが好んでいたマイナーゲームや突発コラボがやりにくい環境になったことも考えられます。
活動が中途半端になってしまう
「仮に事務所の言うとおりに活動しても、身が入らず中途半端な活動になってしまう」というのも卒業理由のひとつだったようです。
黛灰さんは、2021年8月の段階で今後の活動の展望について配信で語っていました。
その時点ではまったく卒業の予定は無かったそうです。
事務所が、活動の方向性について折衷案を出していたという話から、事務所側も黛灰さんを辞めさせたくなかったということが察せられます。
つまり、一定の時期までは黛灰さんに「事務所の提案をある程度受け入れる」という選択肢があったと考えられます。
しかし、最終的にはたとえ事務所の言うとおりにしても活動に全力を注げないと判断したのでしょう。
Vtuber活動に対して真剣に取り組んでいたからこその判断だったのではないでしょうか。
他に目標がある
黛灰さんの卒業にあたって、それまでにじさんじを卒業していった他ライバーたちのように「ほかにやりたいことや目標が出来たのでは?」と推測する声もありました。
しかし、これについては卒業理由を説明する動画内で否定されています。
「辞めた後については何も考えていない」「1キャラクターとしてバーチャルの世界を生きていくことになる」と語った黛灰さん。
中の人がやみえんさんだとすれば、もちろんこの時点で今後やみえん名義での活動に力を入れていくことは決めていたと思われます。
しかし、それを匂わせることなく最後まで「黛灰」を演じきったことで、寂しさはありつつも安心できたファンは多かったと思います。
これまでの自分を裏切ってしまうと感じる
卒業理由を解説する動画内では、「自分を裏切ることになるのが怖い」という発言もありました。
理想とする活動スタイルを続けられず、事務所の方針に従うことで、「じわじわと今までの自分を時間をかけて裏切っていくことになる」「それが怖くて耐えられなかった」というのも卒業理由の一つ。
これは、自分の信念をしっかり持って活動してきた人だからこそ感じる恐怖だと思います。
黛灰さんの卒業にはショックを受けた人が多かったと思いますが、卒業理由を聞いて納得した人もまた、同じくらい多かったのではないでしょうか。
黛灰のその後は?現在も「やえみん」として活動中!
黛灰さんは、にじさんじを卒業してSNSを非公開アカウントへ変更。
動画やアーカイブは残っているものの、一部は限定公開に変更されています。
そして、黛灰さんの卒業からしばらくしてやみえんさんが活動を活発化させました。
現在は、日々の配信を中心に、モデルや舞台俳優として活躍しています。
最近ではコンカフェの店長やゲーム番組への出演など、活動の幅を広げているようです!
中には転生を受け入れられない人もいるとは思いますが、変わらず応援し続ける!という人にとってはかなり嬉しい活躍ぶりですね。
黛灰のプロフィール情報を紹介!
ここからは、黛灰さんのプロフィールをご紹介します!
誕生日・年齢や身長は?
- 名前
-
黛灰
- 誕生日
-
1998年9月28日
- 年齢
-
23歳(卒業時)/精神年齢24歳
- 身長
-
178.2cm
- 体重
-
53~55kg
- チャームポイント
-
インナーカラー
- 利き手
-
左手
- 職業
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ホワイトハッカー
- 公式紹介文
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類い稀な才能を持つハッカー。ある依頼をされ潜入調査のために、配信活動を始める。
買い物は全て通販で済ませる、いわゆる出不精。
黛灰さんは、にじさんじでは初の「ハッカー」としてデビューしました。
キャラクター設定ではありますが、実際にPCには強いようで、他ライバーたちから頼られることもしばしば。
好きな食べ物は完全食・丼もの・チョコレート、よく飲むものは水です。
甘党として知られていますが、反対に辛いものや、コーヒー・ビールなどの苦いものは苦手。
また、ゲームは好んでいるものの、ホラーゲームは苦手としています。
加賀美ハヤトと黛灰は前世に関係が?施設とは?
黛灰さんといえば、その作りこまれた世界観・キャラクター設定に定評があります。
その一連の設定は「黛灰の物語」としてしっかりとしたストーリーになっており、卒業配信の最後に完結しました。
「黛灰の物語」を理解する上で、前提となるのが以下の情報です。
- 黛灰は幼い頃に両親が亡くなり、それ以降「施設(児童養護施設のような場所)」で生活している
- 成長してからも施設の所長に頼み、支援という形で住み続けている
- 2歳のころ、「師匠(施設で職業訓練を担当していた職業指導士)」にPCを貰ったことがきっかけでゲームやハッキングに興味を持つようになった
黛灰さんの配信では頻繁に「施設」という言葉が登場しますが、これは黛灰さんが育った場所でもあり、大人になっても住み続けている児童養護施設を指します。
児童養護施設ですので、他にも住んでいる子供がおり、黛灰さんが配信で使用するゲーム機も共有の物です。
また、先述したように加賀美ハヤトさんとは非常に親しい関係の黛灰さん。
実は、「黛灰の物語」の中で、幼い頃に施設で黛灰さんと加賀美ハヤトさんが一度会っており、一緒に遊んだこともあるというのが明かされています。
ライバー活動への差しさわりを考慮して一定の距離をとっていた二人ですが、黛灰さんの卒業発表後、最初で最後のコラボ配信を行いました。
これには、二人の前世(中の人)を知るファンや、黛灰の物語を追い続けてきたリスナーたちもかなり喜んだようです。
このように、「黛灰の物語」は少し知るだけでも黛灰さんへの理解が深まり、より配信活動を楽しめるように作りこまれていました。
物語は、配信やボイス、SNSなど、さまざまな媒体で情報を小出しにする形で紡がれており、その内容は膨大なものになるため、本記事で深く触れることはしません。
気になった方はぜひ、黛灰さんの配信アーカイブなどでその全貌を確認してみてくださいね。
黛灰は炎上の経験はある?
黛灰さんは、ユーモアたっぷりのツイートをするものの炎上をしたことが無く、「にじさんじで一番ツイッターが上手い」と評されることもしばしば。
長く活動をしている人気配信者は、一度や二度炎上を経験するものですが、黛灰さんは結局大きな炎上をしないまま卒業していきました。
黛灰さんの活動歴で、唯一炎上に近い騒動となったのは、卒業発表をしたときのこと。
SNSで「まゆゆ 卒業」がトレンド入りしました。
「まゆゆ」というのは黛灰さんの愛称なのですが、国民的アイドルの愛称と同じだったため、アイドルのファンから「紛らわしい!」と苦言を呈されたのです。
もちろん、この件は誰が悪いわけでも無く、炎上と言えるほどの騒ぎではありません。
ただ、卒業まで炎上をせずに活動していた黛灰さんにとっては、少々不憫な騒動となってしまいました。
黛灰の生前葬でのファンの反応
黛灰さんは、「生前葬」と称して卒業配信を行いました。
いわゆる凸待ちの形で行われ、さまざまなライバーや活動者が黛灰さんと最後の会話を楽しんだ生前葬。
別れを惜しむ人は後を絶たず、最終的に20時間以上となる長時間配信になりました。
それだけの長時間にもかかわらず、最後まで見続けたというリスナーも少なくありません。
「生前葬という形で配信をする」と発表されたときには「不謹慎だ」という反応もあったようですが、結果的には満足がいくまで黛灰さんとの最後の時間を楽しめたという人が多かったようです。
配信後は、リスナーからの感謝と「お疲れ様!」のコメントが溢れることとなりました。
これだけの長時間卒業配信をやるのも、生前葬という形で行うのも、前代未聞のこと。
最後までリスナーを楽しませたいという黛灰さんらしい配信でした!
まとめ
今回は、にじさんじ所属の黛灰さんと、黛灰さんの中の人といわれるやみえんさんについてご紹介しました!
黛灰さんとやみえんさんには多くの共通点があり、同一人物であることはほぼ確定と言えるでしょう。
- 声
- 趣味や好物
- 交友関係
- 使用している化粧水
やみえんさんは、配信やモデル、舞台俳優として活動しています。
現在かなり活動に力を入れており、活動の幅もどんどん広げているようです。
そして、多くの人が気になっていたであろう黛灰さんの卒業理由は以下のようなものでした。
- 事務所との方向性の違い
- 活動が中途半端になる
事務所とやりたいことの方向性が違ったこと、それに無理に従うことで今までの自分を裏切るのが怖いことが、卒業の決め手になったようです。
急な卒業発表ではありましたが、最後まで自分らしい配信スタイルを貫き、しっかりと物語を完結させた黛灰さん。
現在もアーカイブは見ることができるので、「今からでも黛灰さんについて知りたい!」という方はぜひ視聴してみてください!