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<MSPになろう> 第四回 : MSP事例(1)

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今回は世の中のマネージドサービスの実例を少しご紹介します。

前回お話しした通り、ちょっとしたサービスから壮大なものまで、レベル感は様々です。


  《サービス例1:アンチウィルスソフトウェア導入》


まずは比較的お手軽なところから。「アンチウィルスソフトウェア」です。(ほとんど)誰でも使っているアンチウィルス。従来型ビジネスではライセンスを売っておしまい、それ以外はせいぜい契約更新のタイミングで見積もりを持っていく程度ではないでしょうか。


マネージドサービスプロバイダーになったつもりで、お客様のゴールは何なのか、そのために何をしてあげられるだろうか、と言う観点でちょっと考えてみましょう。


お客様のゴールは、アンチウィルスソフトを買ってインストールすることではなく、社内のセキュリティを守る、セキュリティ上の脅威に対して継続的に対応する、と言うことです。ライセンスを買ってもらうだけでは足りないのは明白です。インストールすべき対象デバイスを洗い出し、システムに登録し、ちゃんとインストールされてマルウェアが検出・駆除される状態までたどり着かなければいけません。ITの専門知識を持っていないだとか、そもそも本業が忙しくてITに手が回らないというようなお客様にとっては、これだけのことでも一苦労かもしれません。

ライセンスを売るのではなく、アンチウィルスが機能してお客様の環境がマルウェアから守られる状態を作り出すサービスとして売り出したならば、これだけでもすでにマネージドサービスの第一歩を踏み出したといえます。


他にもあります。例えば、最新のマルウェア動向に関するレポート提供や、お客様組織に対するサイバーアタックの状況のレポート、さらにはより安全性を高めるために何ができるのかをご紹介する、などは、ゴール達成に役立つ専門家のアドバイスとしてお客様に喜んでいただけるでしょう。


ITの面でも、いっそのこと、セキュリティを守ることに役立つのであればアンチウィルス以外のこともやってあげれば?と思いませんか?やってしまいましょう。例えばデバイス管理、構成・コンフィグ管理、更新プログラムの配布、バックアップなど。万が一の状況が発生してしまった場合を考えると、災害対策サイトの構築もお客様にとって価値のあるサービスになるかもしれません。これらを全部「いっそのこと私が全部お手伝いしましょうか?」と言えたならば、お客様との関係性はこれまでとは全く違ったものにならないでしょうか?


とはいえ、アンチウィルスからスタートして災害対策サイトの構築までとなるとかなり幅広いソリューションを取り揃え、習得しなければならなくなりサービスプロバイダーにとってのハードルが高くなりますね…。



しかしご安心ください。Acronis社のサイバープロテクトクラウドを使えば、これらを全部まとめて一つの製品でサービス提供することができるようになります。Acronisサイバープロテクトクラウドは、ライプジャパンのパートナー様はいますぐに販売開始していただける製品です!


最後はちょっと宣伝になってしまいましたが、みなさんがマネージドサービスプロバイダーとなって、お客様との関係を積み上げながらビジネスを拡大していくイメージが少し具体的に感じていただけたでしょうか?


次回は、もっと大がかりなマネージドサービスプロバイダーの例をご紹介させていただこうと思います。引き続きお付き合いください。

ライプジャパン 後藤徳弘
ライプジャパン 後藤徳弘
ライプジャパン カントリーマネージャー。日本マイクロソフトおよびアマゾンウェブサービスジャパンで技術コンサルタント、営業マネージャー、コーポレート戦略などを歴任。2021年5月より現職。日本にマネージドサービスプロバイダーを広めるため日々邁進。

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